人文研11部門研究会「自然共生サイト/OECM」と生物多様性

<概要> 環境省が推進する自然共生サイト/OECMの基本的な考え方と、実際の認定申請にあたっての手続き上のポイント、そして<都市のなかの何でもない自然である>「陽楽の森」が自然共生サイトとして認定されることにどのような意義があるか、をお話いただきます。

「自然共生サイト」とは、「民間」の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域を国が認定し、国際データベース「OECM」に登録されるものです。生物多様性のための「30by30」を推進するものです。

「陽楽の森」とは、奈良県にある約5haの都市近郊林。社会的な利用用途を失って取り残された森に変化が生じたのは一本の作業道の開設から。現在、森はアートや音楽で彩られています。SDGsや脱炭素など大きなテーマをいかに日常生活に落とし込むことができるのか、その解の一辺が明らかになった森ともいえます。

ゲスト講師:家中茂氏(鳥取大学 地域学部, 特任教授)

参加費:無料

主催:人文科学研究所11部門研究(ソーシャル・イノベーション)