同志社大学人文科学研究所第20期第5研究公開講演会のご案内
『グリーン社会にむけて自らが担うソーシャル・イノベーションを考える-エネルギー政策、ESG経営、地域循環型農業-』
- 日時:2021年3月2日 14時~16時半
- 会場:オンライン
趣旨:近年、SDGs、ESG、グリーン政策、脱炭素など、未来にむけた環境への取り組みが国内外で活発になってきました。市民活動をはじめ、企業、政策の観点から、今、求められている社会変革について対話することを目的としてグリーン社会とソーシャル・イノベーションに関する研究会を実施します。今回はこのテーマのキックオフとして公開講演会を開催します。前半は、各スピーカーからご発表いただき政策、企業、社会起業から論点整理を行います。後半は対話の時間とします。
- 主催:同志社大学人文社会研究所第5研究
- https://www.doshisha.ac.jp/event/2021/0224/event-detail-4237.html
- 協力:日本ソーシャル・イノベーション学会
- 企画:同志社ミツバチラボ /服部研究室
- 参加費:無料
- お申込み
- https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdsFHNg3jMRHiyd8RsKNKUObdyyyihnJT5_N3eDQ6yYlCNaOA/viewform
🔳前半問題提起・事例発表 /後半対話
◆グリーン社会におけるエネルギー政策とは?
服部崇氏(京都大学経済研究所 先端政策分析研究センター 教授)
◆ソーシャル・イノベーション経営-社会価値創出に向けた戦略的取り組み-
金田晃一氏(株式会社 NTTデータ 総務部 サステナビリティ担当 シニア・スペシャリスト)
◆馬と人との持続可能な仕組み:ジオファーム・八幡平、地熱資源の活用と地域循環型農業(仮)
船橋慶延氏 ジオファーム代表
■登壇者プロフィールと参考文献・参考資料
服部 崇(はっとり たかし)氏
京都大学経済研究所先端政策分析研究センター特定教授
東京大学教養学部卒業。1991年に通商産業省(当時)に入省。国際エネルギー機関(IEA)環境・気候変動ユニット長、経済産業省経済連携交渉官等を経て、2018年に京都大学経済研究所先端政策分析センター特定准教授に着任。2020年10月より現職。ハーバード大学ケネディ行政大学院修士(公共政策)、東京工業大学博士(学術)。著書に『文明と国際経済の地平』(共著、東洋経済新報社)など。
“Japanese Foreign Policies on Global Climate Change: From Kyoto to Paris,” in M. McCarthy, ed. Routledge Handbook of Japanese Foreign Policy. Abingdon: Routledge (2018).
参考)京大でのシンポ https://cscenter.co.jp/kier2020-11/
金田 晃一(かねだこういち)氏
株式会社 NTTデータ 総務部 サステナビリティ担当 シニア・スペシャリスト
1987年慶應義塾大経済学部卒業、1993年レディング大学大学院修士課程(多国籍企業論)修了。ソニー渉外部通商政策課、在日米国大使館経済部通商政策担当、ブルームバーグテレビジョンのアナウンサーを経て、1999年よりソニー(再入社)、大和証券グループ本社、武田薬品工業、ANAホールティングス、NTTデータの5社にてCSR/ESG経営の推進に取組み、約40のNGO/NPOとの協働プログラムを立ち上げる。国際協力NGOセンター(JANIC)理事、広告電通賞SDGs特別賞の審査委員長を務める。
金田(2020)「SDGs時代の10タイプ・イノベーション・フレームワーク――社会価値創出のためのESG経営モデル」、東京財団政策研究所『CSR白書2020――ソーシャル・イノベーションを通じた社会的課題の解決に向けて』
https://www.tkfd.or.jp/research/detail.php?id=3666
船橋 慶延(ふなはし・よしのぶ)氏
大阪市出身。1982年生まれ。5歳で始めた子供歌舞伎で小学生時代はお稽古三昧。高校で乗馬と出会い、学生時代馬術(障害飛越)に熱中し、五輪出場を目指してきた。卒業後は北海道などで競走馬の育成に携わる。東日本大震災を機に「引退した馬がゆっくり余生を過ごせる場所をつくりたい」と2012年に岩手県八幡平市に移住。2015年に「ジオファーム八幡平」を設立し、馬の堆肥を使う事が伝統的な栽培方法であるマッシュルームや馬ふん堆肥の生産を通じて、引退競走馬と人との持続可能な仕組みづくりを推進中。
ジオファーム八幡平®とは
後半:同志社大学総合政策科学研究科教授、新川達郎氏ほか第5部門研究メンバーが参加します。
進行:服部篤子・同志社大学政策学部教授・総合科学研究科ソーシャル・イノベーションコース担当